BtoBメルマガの配信時間、結局いつがいい?336通から分かった「送る内容×時間×曜日」の正解

BtoBメルマガの配信時間、結局いつがいい?336通から分かった「送る内容×時間×曜日」の正解
  • 「火曜日~木曜日の始業前か昼休み後がベスト」などの一般論を試したが、一向に開封率が上がらない

  • 自社の顧客にとって最適な時間がわからず、「メールができ次第」など、なんとなくで配信している

配信時間の最適解は、「いつ送るか」だけでなく、「どんな内容を送るか」によって大きく変わってきます。

そこで私たちは、日頃から配信しているセミナー案内サービス紹介資料の2種類のメルマガについて、詳しく分析を行いました。

本記事では、よく耳にする一般論だけでなく、当社が実際に配信した336通のメルマガを分析して得られた開封率が高かった具体的な曜日と時間の組み合わせを公開します。

ぜひ貴社で配信するメルマガの配信曜日・時間の参考にしてみてください。

  • この記事の要点

配信時間は単体で決めず、「送るコンテンツの内容」とセットで設計する必要がある。

サービス紹介メルマガ(245通)を調査した結果、曜日は「月・金」時間は「終業前後(17:10〜 19:10)」、次いで「始業前後(8:10と10:10)」の開封率が高かった。

サービス紹介メルマガについては、時間によって好まれる件名が異なった。「終業前後」は読み物としての件名が好まれ、「始業前後」は直接的なサービス訴求でも高い開封率となった。

セミナー案内メルマガ(91通)を調査した結果、曜日は「」、時間は「始業後の10:10」の開封率が高かった。ただし、大型カンファレンスに関しては、開催直前に送れば、時間帯に関わらず17〜18%程度の高い開封率が出る。

【一般論】BtoBメルマガの最適な配信時間・曜日

まずは、多くのマーケティング調査で語られている一般的な傾向を押さえておきましょう。これらはBtoBメルマガの基本セオリーとして広く知られており、最初のテストを行う際の基準として有効です。

関連記事:BtoBメルマガの作り方|成果を出す4ステップとコツ【実際のメルマガ本文も公開】

一般的な調査データが示す傾向

多くのベンダーが公開している調査データによると、BtoBメルマガの配信は「火曜日から木曜日」が適しているとされています。 月曜日は週末に溜まったメールの処理や週初の会議で忙しく、金曜日の午後は翌週への持ち越しや早めの退社などで、新たな情報のインプットに対する優先度が下がるためというのが通説です。

時間帯に関しては、出社してメールチェックが一通り終わった「11時頃」や、午後の業務が落ち着き始める「14時〜17時頃」が開封されやすいと言われています。これらはあくまで全業種・全職種をならした平均的な傾向ですが、大外ししないための安全策となります。

業種や役職でも変わる「読み手の都合」を想像する

もちろん、この一般論がすべての企業に当てはまるわけではありません。 ターゲットの業種や職種によって、働き方は大きく異なるからです。

  • 経営者・役員:日中は会議で埋まっていることが多く、早朝(7時台)や夜遅く、あるいは土日にメールチェックを行う傾向がある。
  • 現場担当者:9時〜17時は実務に追われているため、始業直後や昼休憩、終業直前などが接点となりやすい。

このように、自社のターゲットが「いつスマホやPCを見ているか」を具体的にイメージし、一般論をカスタマイズしていく必要があります。

【調査概要】サービス紹介・セミナーメルマガのベストな配信時間・曜日を調査

ここからは、一般論ではなく、当社ferretが実際に配信した336通のメルマガデータ(2024年〜2025年)に基づく分析結果を公開します。

当社が配信しているメルマガの中で、配信本数の多い、以下2種類のコンテンツをピックアップし、種類ごとに「勝ちパターン」を分析しました。

▼ 当社が送付しているメインコンテンツ

  • サービス紹介(245通)
  • セミナー案内(91通)

なお、当社のサービス紹介メルマガの配信曜日・時間ごとの送付回数は以下の通りです。

▼ 配信時間別の配信回数

配信時間別の配信回数

▼ 配信曜日別の配信回数

配信曜日別の配信回数

次章から、各コンテンツごとに開封率の高かった曜日・時間、その理由の考察を紹介します。

なお、メルマガについて、本文やタイトルなど、また別の確度でも分析した記事もございますので、ぜひ合わせてご覧ください。

関連記事:メルマガの最適な頻度と見つけ方|24-25年の368通の分析結果を公開

関連記事:メルマガテンプレート4選|176件の配信分析で判明した「成果が出る構成案」

関連記事:開封率が高いBtoBメルマガタイトルの勝ちパターン13選【メルマガ280件の配信結果を分析】

【サービス紹介】売り込みは「月・金」の「朝・夕」に

当社では、MAツール「ferret One for MA」やマーケティングの代行サービス「ferretソリューション」など、多くのサービスを展開しており、それらサービスをご紹介するメールを定期的にメルマガとして送付しています。

▼ サービス紹介メルマガの分析結果

配信コンテンツ

最適な曜日

最適な時間

サービス紹介

月・金

①終業前後(17:10〜 19:10)②始業前後8:10と10:10

曜日:「週の始めと終わり」の開封率が高かった

サービス紹介メルマガの曜日別開封率

開封率が高かったのは、月曜日(12.61%)と金曜日(12.15%)で、いずれも平均開封率11.56%を大きく上回りました。

月曜日は配信数が少ないため検証データとしてやや弱いものの、金曜日は明確に有力です。

一般的には避けられがちな月曜と金曜ですが、当社のデータではサービス紹介メールの開封率が高い結果となりました。

■ なぜその時間なのか?データから読み解く「担当者の心理」

製品・サービス紹介資料は、会社が抱えている業務課題を解決する手段として検討されます。 上長から「○○関連のサービスで良いものがないか、次の会議までに調べておいて」と依頼を受け、担当者が情報を集めるケースも少なくありません。

週初めの月曜日は「今週中に比較検討を終えなければ」という緊急性から情報収集に集中しやすく、週末の金曜日は「来週の会議までに候補をまとめておこう」という計画的な検討のタイミングとなります。

また、月曜の朝イチや金曜の夕方は比較的会議が入りにくく、じっくりとサービス資料に目を通せる時間とも推測されます。

この3つの要素が重なることで、月曜日と金曜日はサービス比較検討に適した曜日となっていると考えられます。

時間:「終業前後」は読み物としての件名が好まれる

サービス紹介メルマガの時間別開封率

配信時間については、数回しか配信していない時間については、検証数として不十分として、10回以上配信している時間帯に絞って開封率の高い時間帯を探ってみました。

終業前後の時間帯が最も高い開封率が確認できました。 配信時間別の開封率は、17:10(13.78%)、18:10(14.16%)、19:10(13.92%)です。

また、件名についても特徴がみられ、ストーリー性のある件名の開封率が好調でした。

  • Webマーケで成果が出ないのは、“戦略”のせいじゃない(開封率18.91%)
  • SEOは競合分析が命だった話(16.38%)
  • 頑張ったSEO記事が何にもならなかった話(16.11%)

■ なぜその時間なのか?データから読み解く「担当者の心理」

17時〜19時は、会議や日中のタスクが一段落する時間帯です。一日の仕事が終わり、ひと息つくタイミングでは、堅苦しい売り込みよりも、読み物として共感を得られるコンテンツが求められます。

「売り込み」の印象を薄め、「読み物」としての親しみやすさを持たせた件名は、情報収集の時間に届きやすくなります。

ただし、件名で期待させた内容と本文で提供する内容が一致していなければ、信頼を損なうため注意が必要です。

時間: 「始業前後」は直接的なサービス訴求が刺さる

始業前後のメールチェックの時間帯にも高い開封率が確認できました。 配信時間別の開封率は、8:10(12.61%)、10:10(12.13%)です。

また、こちらも件名についても特徴がみられ、下記のようなサービスの紹介であることが分かりやすい件名が開封されやすい傾向にありました。

件名例

  • 広告運用とLP制作、別々に発注していませんか?一気通貫支援で成果UP(開封率18.46%)
  • ホワイトペーパー制作で迷わないための設計支援(開封率18.40%)
  • 【実績13,767記事】戦略から考える記事制作代行とは?(開封率17.60%)

■ なぜその時間なのか?データから読み解く「担当者の心理」

8:10は頭がまだ仕事モードに完全に切り替わる前だからこそ、「今のうちに情報収集しておこう」という心理が働くと推測されます。

特に、役職者やリーダー層は始業前の8時台にメールをチェックし、その日の優先順位を決めるため、直接役立つ情報に敏感になっていると考えられます。

また、10:10は朝礼や朝の会議が終わるタイミングです。 直近の業務課題が頭にある状態でメールを見るため、具体的な解決策(サービス名)が目に飛び込んできて、「まさに今、どうにかしたいことだ」という心理が働き、開封につながっているのでしょう。

【セミナー案内】最強のゴールデンタイムは「木曜の10:10」

当社は毎週数回のセミナーを行っており、1度のセミナーにつき、2、3回のメルマガ配信を行っております。その配信結果を分析してみました。

▼ ferretセミナーページ
https://ferret-one.com/seminar

▼ セミナー案内メルマガの分析結果

配信コンテンツ

最適な曜日

最適な時間

セミナー案内

始業後の「10:10」

曜日:業務が落ち着き、来週の予定を考える「木曜日」の開封率が高い

セミナー案内メルマガの曜日別開封率

開封率が高かったのは、木曜日(22.44%)と他の曜日のパフォーマンスを大きく上回りました。

■ なぜその時間なのか?データから読み解く「担当者の心理」

多くの企業では、月曜〜水曜に定例会議や重要な意思決定が集中します。

木曜日は週の後半にあたり、今週の急ぎのタスクが片付き始めるタイミングです。このため「来週の予定をどうするか」「中長期的な情報収集をしよう」という心理が働きやすくなります。

このタイミングで「来週開催のセミナー」を案内すれば、「その時間は空いているから入れておこう」と、カレンダー登録のハードルが下がります。

時間:始業後の「10:10」が圧倒的パフォーマンス

セミナー案内メルマガの時間別開封率

配信時間については、数回しか配信していない時間帯は検証データとして不十分として、3回以上配信している時間帯に絞って分析を行いました。

その結果、最も開封率が高かったのは始業後の10:10(26.29%)で、次いで終業後の19:10(19.82%)という結果になりました。

■ なぜその時間なのか?データから読み解く「担当者の心理」

この結果の背景には、セミナー参加に対する担当者の心理が影響していると考えられます。 セミナーは業務の一環ではありますが、同時に「個人のスキルアップ」という側面も持ち合わせています。そのため、業務が本格的に動き出す前の朝や、一日の業務を終えた夕方といった「オフに近い時間帯」に、気軽に申し込みを済ませる行動パターンが見られました。

特に木曜日の午前中は、多くの企業で「実務を回すモード」から「来週の準備モード」へ意識が切り替わるタイミングです。この心理的な変化が、セミナー案内メールの開封率を押し上げる要因となったと分析しています。

時間:大型カンファレンスは「直前」なら時間は関係ない

例外として、大型カンファレンスや有名登壇者のイベントに関しては、開催直前(当日朝など)に送れば、時間帯に関わらず17〜18%程度の高い開封率が出ることがわかりました。 「見逃してはいけない」という緊急性が働くため、タイミングよりも情報の鮮度が優先されるようです。

まとめ

今回は検証数の多かったサービス紹介メルマガとセミナー案内メルマガに絞って、336通分の分析を行いましたが、ホワイトペーパーメルマガや記事メルマガなど、他のコンテンツについても検証数が溜まり次第、改めてご報告させていただきます。

「とりあえずこの時間に送っておけばいい」という万能な正解はありません。大切なのは、「送る内容」と「相手の状況」を丁寧に組み合わせることです。

当社のデータが、貴社に合ったメルマガ配信時間を見つけるヒントになれば幸いです。 ぜひ実際にお試しいただき、自社ならではの最適解を見つけてください。

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ferret One for MA
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ferret One for MAは、誰でも・簡単に使いこなせることをコンセプトとしたMAツールです。 「これ、現場で使える!」と思ってもらえるようなヒントを発信中。 MAやナーチャリングの運用をもっと身近に、もっと簡単に。 Twitter:@ferret_One_

登録番号 IA180169
適用規格 ISO/IEC 27001:2022 / JIS Q 27001:2023